知人の紹介で照国神社近くの「パラダイス食堂」さんの入り口をマルシンで担当させていただくことになりました。お店はアジアン料理を振舞うところで、いまの時点でもかなりの雰囲気。
写真でもわかるように入り口に開き戸はあるのですが常に全開!ということで、店の内側に「網戸」が欲しいというご相談。イメージは旅行先のタイでよく見かけた、住宅の玄関ドアの内側に防犯用?で取り付けてあるアルミサッシ戸。実際に現地で撮影したデジカメの写真を見せてもらいました。
このアルミ扉がオーナーのイメージだそうです。あくまで店舗の入り口なので、写真の通りではなく、いい意味で「遊びこころ」を盛り込む方向で楽しく打ち合わせできました。
その後、パラダイス食堂さんに建て付けたのがこちらの写真。取り付けた建具を見て、オーナーさんが歓声をあげてくれました。そこまで喜んでもらえると、職人冥利に尽きます。
蛇腹は両開き戸を収納するときに使用する部品(旧型でマルシン在庫品)です。仕事の依頼を受けた日に在庫品を見つけて「これって格子に使えるかも!」とヒラメキ、収めた建具のデザインになりました。格子は店外を向き固定、店内に網戸(着脱可)を仕込んでみました。
材質はオーナーさんのご希望に添えるよう木建具用の金属板(ステン、アルミの仕上げ違い数種類)をふんだんに使うことでアルミサッシ風に仕上げました。